まだ日の沈んでいない時間に、
少し早めの夕食を摂り、近くの公園を散歩してみる。
Tシャツから出た腕が、十分暖かさを感じられる中、
ベンチに腰掛けて、少し遠くにいる野球少年たちの姿を眺めていた。
今日、知り合いの一人は、
どうしようもない心の叫びを、メールに託してきた。
もう一人は、
自身の愛情を開花させる為に、さようならをひとつ告げたそうだ。
そしてもう一人は、貧困だった時を、
ゆとりのある生活に変化できた事に対し、感謝してくれた。
一人、一人が、毎日、24時間、自らの人生を紡いでいる。
あの人に対し、この人に対し、自分は何が出きるのか?
ふと考えたのだが、一瞬にしてその思考を止めた。
目の前に起きる事を受け入れ、今この一瞬に集中すれば良い。
それで、いいんだ。
汗を流しながら、
一心にボールを追いかけている野球少年が、伝えてくれた気がした。
あるがままに生きることを