愛する人が、人生の途中でつまずいてしまった時。
その苦しみや迷いを目の当たりにするのは、なかなかしんどい経験かもしれません。
そんな時、すぐに助け起こしたくなるのは、
ごく自然な感情でしょう。
しかし、手を差し伸べるという行為の奥には、
自分の心が安らぎたいという、隠れた願いがあるのかもしれません。
時には、あえて見守ることが、
何よりも温かい励ましになることがあります。
相手の力を信じる、揺るぎないまなざしによって、
大きな自信を手に入れるチャンスになるかもしれません。
困難を乗り越えることで、困難を手放すことで
その人の内には、
未来永劫消えることのない強さが宿ります。
そして、その経験は、自分自身と他者への信頼という、
かけがえのない宝物を与えてくれるでしょう。
もちろん、見守ることが全てではありません。
道で転んで骨折をしている子に、
自分で立ち上がるまで待つことはしないと思います。
本人が望むところに向かうために、
誰かの力添えが必要なときもあります。
その時、湧き上がった不安も心配も、
素敵な感情として受け止め、
本当に大切な人の、芽生え始めたばかりの可能性を信じること。
そして、自分のエゴを静かに手放してみること。
その時、手を差し出すことが最善なのか、
そっと見守ることが最善なのか、
おのずと心の中に、
その明確な答えが湧き上がってくると思うのです。
いつも、ありがとうございます。

- 株式会社呉竹(くれたけ心理相談室、呉竹コンサルティングサービス)
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今日も一日おたのしみさまでした。
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