礎

 

テレビドラマ 半沢直樹を観ると、若かりし頃の銀行さんとのお付き合いを思い出します。

20代前半の頃でした。

当時の会社の事業を拡張しようとする為に融資が必要でした。

どこの金融機関も、提示に首を縦に振ってはくれませんでしたが、唯一前向きに検討してくれた銀行がありました。

その銀行の当時の支店長が、多大な力を貸して下さり融資が通ったのでした。

 

その支店長は、自宅に来ていただく度に、私の両親に「息子さんは大物になりますよ」と言って下さいました。

様々な取引先に伺った時も、「○○銀行の支店長が、すごくあなたの事を褒めていましたよ」と、地元のいろんな場所で言われました。

 

今、支店長が仰ってくださった様な大物にはなれてはいませんが、辣腕と言われた支店長に認めていただいた事は、その後人生の中でずっと心の礎となっています。

尊敬する人に認められるという事は、偉大なパワーになります。窮地に陥った時に特に、起き上がる力になります。

私の力は小さなものかもしれませんが、出逢う人には、その人の素晴らしさを見出して、これからも言葉に発して伝えたいと思っています。