悲しみの向こう側

上司に不条理な事を言われる。

やるせない気持ちをどうにかしたくて、
彼女は仕事を早めに終わらせ、お気に入りのカフェに向かう。

たどり着いたカフェには、
何故かCLOSEDと書かれた、見慣れぬプレートがかかっていた。

彼女は仕方なく歩き出し、別の店を探しはじめた。

そして、ハイヒールを溝にはめ、
危うく転びそうになる。
何とか体勢を保つが、
買ったばかりのハイヒールは、かなりの傷を負ってしまった。

周りの人が皆、
自分を見て笑っている様な気がした。

見知らぬカフェに、やっとの事でたどりつき、
彼女はカフェラテをオーダーした。

しばらく待たされて、テーブルに置かれたラテ。
その模様は、かなりゆがんでいた。

「私の心も、ハイヒールも、カフェラテも傷心だわ・・・」彼女はつぶやいた。

そして、少しの間を置いて、
何故か笑いが込み上げてきた。

自分のつぶやいた言葉が、
あまりにバカバカしくて、笑えてきた。

ひとりのテーブルで、
今度は、笑いをこらえるのに必死になった。

$「あるがままに生きる」-ラテ

こうして、彼女の上司に不条理を言われ「どうにかしたい」という当初の目的は、見事に達成されたのだ。

僕は彼女に「おめでとう♪」と伝えると、彼女は満面の笑みを浮かべた。

感じきった向こう側に、穏やかな心が在ったというお話。

 

明日も多分幸せな気がする

竹内 嘉浩
竹内 嘉浩株式会社呉竹(くれたけ心理相談室、呉竹コンサルティングサービス)
There is no time like the present.

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悲しみの向こう側” に対して1件のコメントがあります。

  1. のん より:

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    私達は何でものりこえていけるようにできていますね。
    ドキッとするお話!
    朝からガツンときましたよ。ありがとうございました。

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