心のタイセツ

人(人間)のこと
ひとつ・ひとつ・・・

知り合った当初、彼女は失意のどん底にいた。 家庭の災難そして、貧困な生活を余儀なくされる。 その後、生活の為に、メークアップ・アーチストとなる。 メイクをご職業にされている方は、多いと思うが、 それだけでご飯を、食べてい […]

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とある物語(フィクション)
ふたつの傘

  作られた用件が 二人をテーブルに囲ませた その問題は、自分の役割では無いことを知り 男は、この場を去る事がBESTだと察した 目の前の人と、あの頃の想い出を再現しても その少し疲れた顔が、元気になる事は無い […]

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人(人間)のこと
今も存在する人

社会に出て、私が初めての面接官をしたその相手。 即採用を決め、彼とは上司と部下の関係になった。 そして数年間、仕事を共にした。 少しふくよかな、色白で柔らかな顔立ち。 明るくて、人を包んでくれる性格の持ち主。 10歳年下 […]

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心のタイセツ
両手を振る人

朝、車に乗って目的地に行こうとした時の事でした。 車を動かし始めてすぐに、 こちらに向かって、両手を振っている男性の姿がありました。 よく見ると、私の友人でした。 会釈でもなく、片手でもなく、両手でです。 その人の、元気 […]

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人(人間)のこと
未来からやって来る道

3年前の事、地下鉄の駅へ、 タレントスクールから帰る娘を、迎えに行った。 駅に着くと、 窓を閉めた車内に、しっかりと届くくらいの、 大きな声で挨拶をする子が、娘と一緒に立っていた。 ももこちゃんは、女優志望。 物怖じする […]

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とある物語(フィクション)
分岐点

  女は男に、怒りをぶつけた。 女は男を、自分の鏡として、 女自身の心の憤りを、何かに表現せずにはいられなかったから。 そして、 男は不条理とも思える女の怒りを、ただ受け入れた。 否定も批判もせず、ただ受け入れ […]

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とある物語(フィクション)
せっかちなプレゼント

  男は立て込んだ仕事を前に、神経をすり減らす毎日を続けていた。ふとスマートフォンに目をやると、今日は、母親の誕生日である事に気付く。 いくら忙しくても、プレゼントくらいは・・・プレゼント選びの苦手な男は、すぐ […]

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心のタイセツ
ぬくもりの解釈

人と深く付き合うのには、摩擦が必要です。 さらに深く密接に関わるには、さらに摩擦が必要です。 時に擦り傷になるかもしれませんが、 何度も摩擦して、暖かさを感じる摩擦を作り上げてください。 それは、こすってみなければ判りま […]

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とある物語(フィクション)
歩いたからこそ見えたもの

自分らしく生きようとすると、 思わぬ邪魔が入ったり、 不条理な制約を受けたりすることが起きる。 その人を恨んだり、少し憎んだりもしながら、 邪魔されながらでも、限られた中で、 なんとか、自分らしく生きようとしてみる。 そ […]

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