とある物語(フィクション)
ふたつの傘

  作られた用件が 二人をテーブルに囲ませた その問題は、自分の役割では無いことを知り 男は、この場を去る事がBESTだと察した 目の前の人と、あの頃の想い出を再現しても その少し疲れた顔が、元気になる事は無い […]

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つれづれ
朗報は突然にやってくる

懸命に打ち込んでいても、結果が出てこない人。 状況は時間が経つにつれて、悪くなっていく。 改善するツボは、本人も情報として捉えている。 しかし、傍で見ている身近な人は、 本人が腑に落ちていない姿を、映し出していた。 「腑 […]

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コンサルティング(ビジネスのこと)
変化を遂げる周期

とある販社の営業の方。 人柄には、とても魅力のある方なのだが、 世間一般の目から見ると、営業に向いていないタイプ。 私はその販社の営業サポートに入った時、 その方には、結構時間を費やしていた。 周囲からは少々疑問の声が上 […]

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魔法ノート
全ては自分の見方

豆腐を食べた。 塩を一つまみ降りかけて、 旨みを口の中で楽しんだ。 幼き頃は、豆腐が嫌いだった。 無意味だと思っていた味が、 今は幸せを感じる味になっている。 でも、 豆腐は今も昔も、変わらず豆腐なのである。 豆腐が変わ […]

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人(人間)のこと
今も存在する人

社会に出て、私が初めての面接官をしたその相手。 即採用を決め、彼とは上司と部下の関係になった。 そして数年間、仕事を共にした。 少しふくよかな、色白で柔らかな顔立ち。 明るくて、人を包んでくれる性格の持ち主。 10歳年下 […]

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心のタイセツ
両手を振る人

朝、車に乗って目的地に行こうとした時の事でした。 車を動かし始めてすぐに、 こちらに向かって、両手を振っている男性の姿がありました。 よく見ると、私の友人でした。 会釈でもなく、片手でもなく、両手でです。 その人の、元気 […]

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人(人間)のこと
未来からやって来る道

3年前の事、地下鉄の駅へ、 タレントスクールから帰る娘を、迎えに行った。 駅に着くと、 窓を閉めた車内に、しっかりと届くくらいの、 大きな声で挨拶をする子が、娘と一緒に立っていた。 ももこちゃんは、女優志望。 物怖じする […]

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とある物語(フィクション)
分岐点

  女は男に、怒りをぶつけた。 女は男を、自分の鏡として、 女自身の心の憤りを、何かに表現せずにはいられなかったから。 そして、 男は不条理とも思える女の怒りを、ただ受け入れた。 否定も批判もせず、ただ受け入れ […]

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とある物語(フィクション)
せっかちなプレゼント

  男は立て込んだ仕事を前に、神経をすり減らす毎日を続けていた。ふとスマートフォンに目をやると、今日は、母親の誕生日である事に気付く。 いくら忙しくても、プレゼントくらいは・・・プレゼント選びの苦手な男は、すぐ […]

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