夢に描いた新しい生活は、
すぐに心地の良くない現実を知る事になる。

外から見える、何不自由無い家庭が、
幸せと呼ぶ蓋によって、心の自由を閉じ込めていった。
何度も、向き合おうと試みたが、
次第にそれも、あきらめに変わっていった。

 

20年もの間、封印してきたその人との繋がり。

ある日、蓋の上に石が置かれた。
窒息しそうな状況であった。
苦しくて苦しくて、もがいていた。

そして、
それが眠っていた心を呼び覚ました。

思い切って持ち上げてみた蓋の外は、明るい光が射していた。

広いリビングがあり、優しい人がそこにいた。
乗せられた石は、箱の外に出る為のものだったと気付いた。

もしかして、
蓋の上の石が無かったら、一生箱の中に居たかもしれない。

負の状況に、感謝の気持ちが芽生えた。

 

傘もあるし長靴もある エアコンもあって毛布もある

竹内 嘉浩
竹内 嘉浩株式会社呉竹(くれたけ心理相談室、呉竹コンサルティングサービス)
今日も一日おたのしみさまでした。

このブロブは、皆さんとのコミュニケーションを図りたいと思い更新いたしております。以前より頻度が少なくなりましたが、また参ります。

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There is no time like the present.

蓋の上の石” に対して2件のコメントがあります。

  1. hyutamama より:

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    素敵なお話です。
    例えがすごく解り易く
    「なるほどな~」って思いました(*^▽^*)
    負の状況に感謝!!

  2. ムーミン より:

    SECRET: 0
    PASS:
    蓋の上の石・・・。なんか 自分の事を言われているようで ぐっときました。自分のことは自分が一番わかっているようで 本当はわかってないことも多いのでしょうね。素直な自分を受け止めていきます。ありがとうございました。

よろしければお言葉ください。