パートナーとのこと

パートナーとのこと
myself

成人式を迎え、 間もなく二人は結ばれた。 そして、 故郷を離れ、知らない街で暮らし始めた。 数年が過ぎた後、夫は商売を始めた。 商売は順調で、子宝にも恵まれた。 幸せな日々が続いた。 ある時期を境に、経営が悪化していった […]

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パートナーとのこと
幸せの過程

一つの事がきっかけで、 心のボタンに、掛け違いが起こる。 愛ある表現をした人と、 その人の事を思いやった人。 どちらも悪くないのに、 重ねる言葉は、誤解を生んでいく。 自分の思いで無く、 相手の思いを酌んであげれば、 す […]

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パートナーとのこと
シンプルなこと

早く今の状況から脱したいと願っていた。 ボタンの掛け違いが重なっていった彼との関係。 様々な努力をしてみた。 しかし、逸る思いとは裏腹に、 中々現状は変化をしない事に、少し苛立ちを覚えた。   相手を変えようと […]

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とある物語(フィクション)
爽やかな朝日

  恋人同士だった頃、よく通った店で、 男と女は時を経て、いつか居たテーブルに座っていた。 出合った頃の胸の高鳴りも、別れた時の緊迫感も、 そこには存在する事無く、 アドレスを消した日からの続きを、自然に、自然 […]

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とある物語(フィクション)
ありがとうを言わなかった彼女

  ウェイトレスは、向かい側に置いてあったフォークとナイフと、氷の解けてしまったグラスを、そそくさと片付けた。 男は、さっきまで向かい側に座っていた人との、出会いからの日々を回想しながら、ひとりのテーブルで食事 […]

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とある物語(フィクション)
男と女の会話

  男の部屋で、彼女は真剣な目つきで、 パソコンに向かっていた。 男「何見てるの?」 女「えっ、あなたのシャツを探してるの」 男「ふーん、どうして?」 女「だって、もうすぐ私の誕生日だから・・・」 男「何で、君 […]

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とある物語(フィクション)
ふたつの傘

  作られた用件が 二人をテーブルに囲ませた その問題は、自分の役割では無いことを知り 男は、この場を去る事がBESTだと察した 目の前の人と、あの頃の想い出を再現しても その少し疲れた顔が、元気になる事は無い […]

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とある物語(フィクション)
分岐点

  女は男に、怒りをぶつけた。 女は男を、自分の鏡として、 女自身の心の憤りを、何かに表現せずにはいられなかったから。 そして、 男は不条理とも思える女の怒りを、ただ受け入れた。 否定も批判もせず、ただ受け入れ […]

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とある物語(フィクション)
せっかちなプレゼント

  男は立て込んだ仕事を前に、神経をすり減らす毎日を続けていた。ふとスマートフォンに目をやると、今日は、母親の誕生日である事に気付く。 いくら忙しくても、プレゼントくらいは・・・プレゼント選びの苦手な男は、すぐ […]

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