彼は彼女の淹れてくれた珈琲の香りで、
毎朝、目を覚ましていた。

先に仕事に出かけた、彼女のコーヒーカップには、
いつの頃からか、少しだけコーヒーが残されていた。

毎朝のテーブルには、
いつも、少しだけ入ったカップが残されていた。

 

ある朝、彼は
いつもあるはずの、飲みかけのコーヒーカップが、
きれいに片付けられている事に気付いた。

そして、
その日から、彼女は居なくなっていた。

 

彼は、彼女が無意識に
毎日送ってくれたメッセージに、

気付いてあげれば良かったと感じていた。

 

彼女は、もっと素直になれていたらと、
自分の心の中に向き合った。

 

二人は別々のカフェでコーヒーを飲みながら、
未来への目を覚ました。

$「あるがままに生きる」-コーヒー

もう戻れないと思うけど、

それぞれの愛を身に纏って
明日を生きている。

いつも幸せを願っています

竹内 嘉浩
竹内 嘉浩株式会社呉竹(くれたけ心理相談室、呉竹コンサルティングサービス)
毎日書こうと心がけていましたが、最近毎日書けていません。出来る範囲で皆さんとのコミュニケーションを図りたいと思っています。
There is no time like the present.

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小さなサイン” に対して4件のコメントがあります。

  1. タコ吉 より:

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    なんだか切ないな・・・
    でも
    彼も彼女も幸せになって欲しい

  2. たか4C より:

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    もう、独りでは暖かくはならない。ペタありがとうございます。

  3. スマイリー より:

    SECRET: 0
    PASS:
    胸にきました!ささいな サインを見逃しては
    後で後悔する所が・・うまくいえないんですが
                                 「聞いておけばよかった!」と思うことが日々の
    生活に思うことありますね・・・
    勉強になります♪ 

  4. ぱんだ より:

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    気づいてほしかった思いに気づけず、一歩踏み出して話せたらよかったという思い。
    それはそれとして思い出に変われたのですね。

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