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さよならが出会いになった日 | 竹内嘉浩 Official | 心理カウンセリング
知人の母親を見送りに、葬儀に参列させていただく。今では珍しいかもしれない、自宅での葬儀。彼は私と同世代。非常に恰幅の良い姿。常にきりっとした面持ちで、いつも堂々としている。その彼が、喪主の挨拶の時、普段の風格が吹っ飛ぶ程、大きく泣き崩れた。忙しい毎日、仕事に追われ、社内に寝袋を持ち込んで、夜を明かす日々が続いていた。施設に預けていた母親とは、今年の1月以来、一度も会っていなかったと言う。そして、突然の別れが来た。学生時代、彼が友達を家に呼ぶと、